2022.10.18「和牛のオリンピック」本市も健闘
本市から4頭出品、和牛の肉質を競う全国和牛能力共進会
「和牛のオリンピック」ともいわれる和牛の肉質を競う「全国和牛能力共進会」が6日から10日までの5日間、鹿児島県で開催された。全国41都道府県から過去最多のおよそ440頭の牛が9出品区で頂点を競った。全国の和牛を5年に一度集め、その優秀性を競う大会で、1966年開催の第1回から今年で12回目となる。県勢は計21頭、本市から芦辺町の田中満治さんと郷ノ浦町の山本満年さん、JA壱岐市肥育センターが挑んだ。
県代表の21頭のうち、本市から芦辺町の田中満治さんと郷ノ浦町の山本満年さん、JA壱岐市肥育センターが出品した。田中さんが種牛の部第3区(若雌の2)で出品した「かの号」は、発育良好、体積豊か、脇張りが良いなどの点が高く評価され、山本さんは肉牛の部の6区(総合評価群)で「竜慶号」と、県内から1頭のみ選出される同部8区の去勢肥育牛で「幸男号」、肥育センターは同部7区脂肪の質評価群で「勝晴平号」を出品した。
6区の「竜慶号」は優等賞総合4位と健闘した。3区の「かの号」は優等賞に選ばれ8位。7区の「勝晴平号」は優等賞9位。8区の「幸男号」は一等賞となった。
全9区のうち、各区最高位の優等賞1席(1位)は、開催地となった鹿児島県が大会の花形とされる6区(総合評価群)を含め6つの区を獲得する活躍が目立った。
最も優れた牛に贈られる「内閣総理大臣賞」が鹿児島県と宮崎県の牛に決まり、閉幕した。13回目となる次の大会は5年後、北海道で開催される。