2022.8.02新型コロナ、1日の感染者数、過去最多更新

24日の1日あたりの感染者数は36人、連日20人超え

 

 新型コロナウイルス感染症の第7波が島内でも広がりを見せる。24日に発表された1日あたりの感染者数は36人と過去最多を更新。その後も日々、20人以上の感染者確認が報告され、第6波までの感染の広がりとは明らかに違う感染者数の増加に市民の間では不安を隠せない。感染力が強いとされるオミクロン株BA5の広がりにより、これまで以上の警戒感が高まっている。

 

 本市で発生している新型コロナの感染拡大は、8日に兆しが見えていた。13日には14人の感染者が確認され、以降はほぼ連日10人を超えた。24日には1日あたり過去最多となる感染者の確認があり、島内に感染第7波到来の危機感が高まってきた。

 19日には14人の感染者確認が、翌20日には23人と1日あたりの感染者確認の過去最多となった。しかし21日にはさらに34人と増加、最多を更新。以降は22日28人、23日22人、24日は再び最多更新の36人となった。同日、医療機関で職員5人、患者9人のクラスター(感染者集団)が発生。25日は27人とこれまでの第6波にはない増加を辿った。1日の感染者数は6日連続で20人を上回った(25日現在)。

 市が公表した感染者の発生状況では、これまでは10代と10代未満の子どもに広がっていた感染が17日以降、10歳未満から70代までの幅広い世代に感染が広がっていたことがわかった。

 県の公表では、現在の本市の医療状況はフェーズ「2」。確保病床数10に対し入院患者数は6人(25日午後7時時点)、宿泊確保数48と、今後の感染拡大を想定した医療体制を整えた。

 これまでの感染者累計は917人(25日時点)と依然、増加傾向は続いている。