2021.5.01市長の続投可否を問う署名始まる
市民団体「壱岐の未来」が27日からリコール署名を開始
市民団体「壱岐の未来」(藤尾和久、久間初子共同代表)は27日、白川博一市長に対しての解職(リコール)を求める署名活動を始めた。同時に「このままの壱岐市政で大丈夫ですか」と記したチラシ約1万2千枚を全戸に配布して、市民へ訴えた。同団体は、コロナ感染対策に考慮したドライブスルー方式の署名方法や、4町各所での署名キャンペーン、街宣車で全島を回るなどの活動を展開していく予定だ。
27日から始まった市長リコールの署名期間は来月25日までの30日間に及ぶ。この期間内に約7300人以上の署名を集め、「市長に解職を求めるか否か」を市民が判断する住民投票を目指す。
26日から5月2日までの7日間、市ケーブルテレビで白川市長が市の財政状況などについて説明する行政番組を1日4回(1回12分ほど)放送している。番組で白川市長は「財政は健全」とする。一方、同団体は「このままでは基金が枯渇する」と危機感を示し、両者の主張は真っ向から食い違う。このことから、双方の主張を受け止め、リコールの可否を判断するためのより詳細な説明が必要とされる。
同団体によるリコールの署名方法は、受任者による訪問署名のほか、5月25日までの受付期間中、郷ノ浦町の旧オサダ店舗跡で朝10時から午後4時まで、車に乗ったまま署名ができるドライブスルー方式を行う。さらに、朝10時から午後6時まで、同団体事務所(郷ノ浦町東触788番地)でも受け付ける。
5月1、2日の両日、島内一斉署名キャンペーンを実施。開催場所は各町4か所。▽壱岐の島ホール201会議室▽石田町農村環境改善センター1階▽勝本町ふれあいセンターかざはや1階▽壱岐島開発総合センター1階。時間は午後1時から午後8時まで。