2024.3.19市長選、市議補選に向け10陣営が出席

立候補予定者説明会、市長選は4陣営が出席、市議補選は欠員2に対し6陣営出席

 任期満了に伴い来月7日告示、14日投開票される市長選挙と、欠員2議席を争う同日投開票の市議会議員補欠選挙(定数16)の立候補予定者説明会が11日、壱岐の島ホール大会議室であった。市長選は当初の予想通り新人4、市議補選は元職2、新人4の計10陣営の立候補予定者や代理人らが出席。約1か月後に迫った選挙に向け、市選挙管理委員会や壱岐署などの説明を真剣な表情で聞いた。

 

 市長選立候補予定者は、出馬表明した篠原一生さん(46・無所属)、出口いちろうさん(48・無所属)、坂本和久さん(59・無所属)、森俊介さん(39・無所属)の新人4人が出席。

 市議補選予定者は、中山忠治さん(76・無所属新人)、松本順子さん(57・無所属新人)、山本ひろひささん(39・立憲新人)、山内豊さん(48・無所属元職)、久保田恒憲さん(72・無所属元職)、壱岐対馬いっせいさん(本名/山坂昭則、63・無所属新人)の6人の陣営が出席し、事実上の出馬表明となった。(届出名順)

 市選管の西雪晴委員長は「今回の選挙は、市民にとってもっとも重要で関心が持たれている選挙だと言える。公職選挙法を遵守してクリーンな選挙を行うようお願いしたい」と述べ、壱岐署の担当者も選挙違反がないよう各陣営に呼びかけた。

 選管事務局が各陣営に日程や立候補届け出に必要な書類など選挙活動について説明、選挙運動用はがきの取り扱いや供託金などについてそれぞれ関係機関が説明した。

 約3年前の前回市議選(2021年)の投票率は75・41㌫、4年前の前回市長選(2020年)の投票率はコロナ禍の影響もあり67・07%。2013年までの両選挙では投票率80㌫を超えていたが、以降は年々、投票率が低下傾向にある。市民には政治に関心を持って投票で政治参加することに期待したい。

 市選管は「公選法を遵守し、『贈らない、求めない、受け取らない』を守り、不正のない選挙に取り組んでほしい」などと呼びかけた。

 両選挙の日程は次の通り。

▽4月7日=告示、立候補届け出受け付け(午前8時半~午後5時、市役所郷ノ浦支所)▽同8日~13日=期日前投票(午前8時半~午後8時、会場は各支所4か所)▽14日=投票は午前7時~午後6時。投票所は市内30か所(郷ノ浦12、石田4、勝本6、芦辺8)。開票は午後8時~壱岐の島ホール中ホールで。

 選挙人名簿登録者数は3月1日現在、2万707人(男9848人、女1万859人)。