2020.4.14ジェットフォイル1隻体制で運航、 ウイルス感染拡大で航路運航にも影響

 九州郵船株式会社(竹永健二郎代表取締役社長)は先月31日、感染が広がる新型コロナウイルス感染症による利用客や輸送などの急激な減少から、市航路対策協議会(白川博一会長)へ定期運航便の変更を申し入れ、同協議会は3日に承諾した。

 コロナウイルス感染の影響が期間以降も長引くようであればさらに延長をする場合がある。

 また、5月から7月までの燃料油価格変動調整金(バンカーサーチャージ)は、現在の情勢や減便などの理由から、2月に決まっていた1ゾーンを0ゾーン(無料)にすることにした。

 九州郵船は「ウイルス感染の影響から、先月25日までの3月分の対前年同月旅客運賃が8200万円減少し、この状況は未だ続いている。また、船員が罹患した場合、定期航路に支障が生じる場合もあるので理解を願いたい。回復後には通常の運航体制に戻るように図りたい」とコメントした。

 運航の変更は次のとおり。

▽博多~壱岐~対馬航路での博多~芦辺間のフェリー1往復の増便延期を5月末までとする。

▽博多~壱岐~対馬航路のジェットフォイルを、5月7日から5月末までの間、1隻体制のドックダイヤで運航する。

▽5月2日から6日までの臨時配船は、予約状況により変更することがある。