2025.3.04議員定数の議論を提案

松本議員が発議「議員定数16人を14人に」

 

 市議会定例会2月会議初日の25日、松本順子議員は「適正な議員定数の議論を求めたい」として、議員定数削減を含めた発議で登壇した。

 提案は「市議会議員が県議会議員選挙に出馬されて以降、市議会は実数15人で支障なく運営されてきた実績がある。全国の類似自治体の例と比較しても14人が妥当。8月の市議会議員選挙から議員定数14人への改正案を提案する」とし、今議会で議論することが必要とした。

 さらに定数削減の理由として「市の人口は年々減り続け、近年は加速している。昨年12月末の人口は2万3731人。市の財政不安の中、市民の負担ばかりが増え続ける一方、昨年4月からは議員の給料が月2万円増額され、政務活動費の支給も加わり議会費が膨らんでいる。市民に寄り添うべき市議会議員への増額は、とても市民からの理解を得られるものではない」と述べた。

 今回の発議は総務文教厚生常任委員会(植村圭司委員長)に諮り、委員会採決を経たのち、今議会最終日の来月14日に採決を迎える。

 市議会後の取材で、松本議員は「自身の選挙公約にも掲げた案。この時期でないと次期市議選に間に合わないと思い提案した。各議員の判断もあり採択されるかはわからないが、提案することで議論ができる」との考えを述べた。