2025.8.25土谷議員が議長に初選任
市議選後初の市議会開会、委員会委員長など決まる
市議会は8日、市議選後初の定例会8月会議を開いた。今後の市議会を運営していくために議長、副議長、常任委員会委員長、議会運営委員会委員長などの選出を終えた。議案は、昨年に国が実施した定額減税に対しての調整給付で定額減税の不足額給付、県壱岐病院の増築による令和6年度繰越予算の建設改良特別負担金が、事業の進捗の遅れにより全額未執行となったことから事業の財源として借り入れていた地方債の繰り上げ償還の計2件。補正予算3億7222万8千円を計上、賛成多数で可決した。
7日から任期が始まった新議員による初の市議会定例会8月会議の審議期間は1日のみ。市議選後の新たな議会は、議長と副議長を推薦で選出し、土谷勇二議員が議長、中原正博議員が副議長に選ばれた。他に名乗りをあげる議員はなく、投票による選出にはならなかった。土谷議長は当選4回を経た議員就任後初の議長となり、中原副議長は、3回目の当選からの就任となった。ともに会派は壱心会に所属し、自民系議員。
土谷議長は「責任の重さに身が引き締まる思い。議長という重責を担うに当たり、議会の公正かつ円滑な運営と市民に開かれた議会づくりに全力を尽くす。本市を取り巻く環境は少子高齢化、人口減少、地域経済の活性化、防災減災への対応などの課題に直面している。議会が果たすべき役割はますます重要になってくる。市民の声を議会に反映できるよう、公正中立の立場を堅持しながら、議会運営に取り組んでいく」と意気込みを述べた。
中原副議長は「任期中、議長の補佐として議会運営に取り組んでいく。市民の付託に応えられるよう、本市発展のために全力を尽くす」とあいさつした。
新議会から両常任委員会の名称変更
市役所の各所管の変更に伴い、総務文教厚生常任委員会と産業建設常任委員会は、総務産業常任委員会(以下、総務委員会)、市民文教常任委員会(以下、市民委員会)に構成変更となった。
総務委員会は、植村圭司議員が委員長、清水修議員が副委員長に就任。委員は、菊池弘太、山内豊、音嶋正吾、小金丸益明、中田恭一議員の定数8人、欠員1人。
市民委員会は、山川忠久議員が委員長、樋口伊久麿議員が副委員長に就任。委員は、酒井真吾、松本順子、武原由里子、山口欽秀、赤木貴尚、中原正博議員の定数8人。
議会運営委員会の選任は、小金丸議員が委員長、山内議員が副委員長、武原、山口、山川、植村議員の計6人。議会広報特別委員会は、酒井議員が委員長、中田議員が副委員長、菊池、松本、樋口、清水、赤木、音嶋議員の計8人。国境離島活性化推進特別委員会は赤木議員が委員長、山川議員が副委員長、菊池、樋口、清水、小金丸議員の計6人。県後期高齢者医療広域連合会に松本議員、県病院企業団議会に樋口議員と赤木議員が議長指名推薦により決定した。
篠原一生市長は「市政への努力や実績、人柄が市民に評価され新たな議会に選ばれた人たちだ。市民のため、市の発展のため、ともに市政を担う立場として尽力を賜るようお願いしたい」と激励した。