2025.7.28第6回市議会議員選挙開票結果、投票率は過去最低71・12㌫
任期満了に伴う第6回壱岐市議会議員選挙の20日投開票の結果、市議16人が決まった。現職14人、新人4人の戦いは、新人2人が当選し2人落選、現職は全員当選した。任期は8月7日から2029年8月6日までの4年間。当日の有権者数は男9469人、女1万419人の計1万9888人、投票者数は男6856人、女7289人の計1万4145人。投票率は男72・41㌫、女69・96㌫、計71・12㌫(前回比4・29㌫減)と、2021年の前回市議選を下回った=市選管調べ=。
新たな市議16人決まる、投票率低下で前回比4・29㌫減
20日午後9時過ぎの開票終了予定時刻に選挙結果が確定した。有効投票数は1万3949。無効投票数は196。トップ当選は、候補者で唯一、千票超えとなった酒井真吾さん(無所属新人)が1328票を獲得した。 酒井さんは「実績がない中、多くの期待の票を頂いた。地に足をつけて公約を進めていきたい。今後も自身の考えがブレることなく、安心して住みやすい壱岐にしていきたい」と今後の意気込みを述べた。
市議選や市長選などから投票率の低下が懸念されていた選挙は、前回比4・29㌫減と今回も前回の投票率を大きく下回る結果だった。期日前投票は、19日の時点で7342人と前回の市議選の6519人を上回り、投票率増が期待されたが、20日の当日票の伸び率が下がったことで、過去最低の投票率となった。
投票率の低下は、投票日の気温が30度超えの猛暑だったことや、連休の合間だったことなどがあるが、告示以前から「変化を感じられる候補者がいない」「議員定数に対して候補者数が少ない。盛り上がりに欠ける選挙」など、否定的な市民の反応の影響も考えられる。
前回市議選の2021年は、有権者数は男1万181人、女1万1351人の合計2万1532人で、投票率は男75・22㌫、女75・59㌫、計75・41㌫と過去最低の市議選投票率だった。2017年では、有権者数は男1万690人、女1万2058人の合計2万2748人で、投票率は男77・02㌫、女77・41㌫、計77・22㌫。さらにさかのぼり、2013年では、投票率計82・24㌫だったことから、投票率は回を追うごとに低下し続けている。
新たな16人の市議に当選証書を授与
壱岐の島ホール中ホールで22日、当選証書授与式が開かれ、当選した16人の市議に市選挙管理委員会の西雪晴委員長から当選証書が手渡された。
西委員長は「市民の声を市政に反映させてもらいたい。議会は市のチェック機能だけではなく、市民生活、市内産業の向上にも期待がかかる。将来の市を見据えて、市民の模範となるよう議論を重ね、良い政策を推進することに期待する」と激励した。