2025.6.30犯罪防止や立ち直り支援など周知

推進委員会が7月の活動を確認

 

 犯罪や非行を防止し、立ち直り支援などへの理解を深める「社会を明るくする運動」の壱岐地区推進委員会が19日、石田農村環境改善センターであった。社会福祉協議会など福祉関係のほか、市や学校関係者など14人の委員が出席し、同運動の強調月間となる7月の活動の確認をした。

 同運動は、1951年に始まり、今年で75回目。犯罪や非行の防止と罪を犯した人の立ち直りの支援などへの理解を深め、明るい地域社会を築くための全国的な運動だ。

 篠原一生市長は「少子高齢化により、地域の関係性の希薄化、ボランティア団体や民間組織の減少が問題にある。だからこそ、市としても主体的なサポーターとなり活動を支え、さらに関係各所の連携が必要」とあいさつした。

 会議では、取り組みへの認知度を高めるためのポスターやチラシ配布、幸せの黄色い羽の着用など広報活動に力を入れていくことを確認した。

 また、少年の非行防止や健全育成、地域活動への参加などをテーマとした中学生弁論大会、犯罪や非行のない地域社会づくりや、非行をした人の立ち直りについて感じたことなどを題材にした小中学生参加の作文コンテストを開催する案をあげ、全会一致で承認した。

 壱岐地区保護司会の松本弘会長は「私たちの活動は、犯罪を犯した人の立ち直りの手助け、保護観察活動、生活環境調整などを行う。また、犯罪を予防する啓発活動もある。犯罪や非行のない安心で明るい地域を作ることを目指す。市民に向け周知と活動を積極的に行う」と述べた。