2018.6.26検察審査会に提訴、入札指名外しの不起訴に不服

検察審査会に提訴、入札指名外しの不起訴に不服

 平成28年4月の市長選で、相手陣営を応援したとして入札指名外しの措置を受けた市内業者が、同年12月に長崎地方検察庁に白川博一市長を告訴した事案は1日付で「不起訴」が確定した。地検は「起訴するに足る証拠がなかった」とした。
 この判断を不服とした市内元建設会社社長は、18日付で検察審査会に提訴を申し入れた。元社長は「地検の判断は到底納得できるものではなかった。きちんとした捜査が行われたのかも疑問」と提訴の理由を述べた。
 申立書には「市長は対立候補を応援した為の指名回避と明言している。さらにその4年前の市長選でも2業者に同様の措置をしている。これが職権乱用でないならば、民主主義の根幹に関わる。私利私欲に選挙が利用されてはならない」などと記載されている。