2018.7.31豪雨被害の復旧費を計上、可決
豪雨被害の復旧費を計上、可決
壱岐葬祭場の入札は疑義のため中止に【市議会定例会7月会議】
市議会定例会7月会議を23日に開催、一般会計補正予算などの審議で3億4440万円を追加し、総額278億3120万円とした。
今月に発生した台風7号による豪雨被害の影響で補正予算となった事業を主として補正が行われた。主な内訳として▽芦辺港ターミナルビルの豪雨による電気設備の被害部分改修のために750万円の補正▽小崎団地A棟屋上防水改修工事として、老朽化したことによる雨漏り被害が発生し、改修工事のための461万円の補正▽郷中と勝中の各学校の空調2室、勝中の防球フェンスの改修に712万8千円の補正▽台風の影響で被災した大谷公園ソフトボール球場防球ネット張替え工事に560万3千円の補正▽農地40ヶ所および農業用施設10ヶ所の災害復旧工事に1億2659万5千円の補正など。
さらに市では7月の豪雨により島外の災害被災地への人的支援として職員を現地に派遣し、飲料用水を運ぶなどの支援活動を行なった。この活動への西日本豪雨災害救助対策費に290万4千円の補正を行なった。
また壱岐葬祭場の建設事業の入札中止に伴い、再入札となるために事業費5億4190万7千円を繰越とした。入札中止の理由として市財政課は「6月22日に入札予定としていたが、同月20日に市宛に匿名の投書が届き、工事内容について疑義がある旨が書かれていた。市としてはこのような状況下になれば一旦入札を止め、調査することになる。このような理由から中止とした」と説明した。
今回の入札中止により後日、改めて再入札が行われる。匿名投書には談合の疑いが記載されていたという。市の調査では談合の疑いはなかった。市財政課は「怪文書のようなもの」として、調査を終えた。