2024.1.30大谷選手寄贈のグローブが市内各小学校に到着
昨年はWBC世界一の中心となり、現在も米大リーグで活躍する大谷翔平選手が日本全国の各小学校に寄贈したグローブが18日、市内に到着。右利き用2個と左利き用1個と大谷選手からの手紙がそれぞれ18校に届けられた。
大谷グラブで「野球しようぜ!」
勝本町の霞翠小は当日の午前11時ころに一式を受け取った。到着のニュースは秘密にされたまま、83人の全校児童がそろう給食後の食堂でお披露目された。
最初に大川信也校長が「今日はみなさんにメッセージが届いています」と話し、大谷選手の手紙を読み上げた。
「私はこのグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます。それは、野球こそが、私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです。(中略)野球しようぜ」と呼びかけられると児童らはざわめき、うれしそうな表情のまま大きな拍手を送った。
その後、同小の野球部6年生の5人がグローブを着けて、キャッチボールのデモンストレーションを行った。
同部の松永千佳さんは「デザインがすごくかっこいい。大谷選手のサインが入っていて、本当に送ってくれたのだと思った」と感想を述べた。壱岐選抜にも選ばれた永元健生(たける)くんは「とてもうれしい。使い心地も良かった」、同じくピッチャーの中田靖稀(しずき)くんは「大谷選手は球が早く球種が多い。自分が挑戦するならスイーパーを投げてみたい」と話した。
同小では、2日ほど正面玄関に展示。その日の昼休みからグローブを見たいと児童が集まった。その後は6年生から順番に全校生徒が使えるように解放する方針だ。