2021.4.20リコールに向けて署名準備進む。市民団体「壱岐の未来」説明会
白川博一市長のリコール(解職請求)を視野に入れて、本市の将来を模索している市民団体「壱岐の未来」(藤尾和久、久間初子共同代表)は12日、リコール運動の署名を集める受任者への説明会を壱岐の島ホール大会議室で開いた。参加者は署名用紙受け取りの署名記入や収集方法などの説明を受けた。
新型コロナ感染防止のため、壱岐保健所から事前に対面での署名方法などの指導を受けた。説明には、感染防止を徹底するための対策も付け加えた。
藤尾代表は「仕事の都合で説明会に来られなかった人も含めて、日々多くの住民から電話を受けている」と話し、市民の関心の高さをうかがわせた。「署名簿を市職員に確認されることが不安との問い合わせもある。目標署名数が約8000人に達しなければ提出はしない。提出は同時にリコール達成となった時」とし、「不安は誰も同じ。自らの考えを形にして、壱岐の将来を変えていこう」と檄を飛ばした。
同団体は5日に記者会見を開き、財源不足の原因や新型コロナ感染対策など、将来に向けた白川市政の方向性に問題があるとして責任を求めている。数度にわたり団体内で話し合い、市長のリコール活動に至っている。
23日に市選挙管理委員会にリコール申請を行い、受理された時点から30日間で約7300人の有効署名を集めていく。受任者などの協力者を随時募集している。