2025.3.17全力の戦いに期待したい
春のセンバツ甲子園で、壱岐高野球部の対戦相手が決まった。組み合わせ抽選会では出場する32校の主将がくじを引き、壱岐高は1回戦で兵庫の東洋大姫路高校と対戦することになった。東洋大姫路といえば、今大会注目の右ピッチャーでエースの阪下漣投手を中心としたチーム。去年秋の近畿大会を制し、優勝候補校にも名が上がっている強豪だ。
壱岐高は、現チームの公式戦で25試合を戦い、13勝10敗2分の試合成績を残す。昨秋の大会ではエース浦上投手の力投が目立ち、5試合26回3分の2を投げ無四球というコントロールの良さを誇る。ショートと兼任する山口廉斗投手は浦上選手を支える2番手として力投した。
ただ、攻撃力には若干の不安もある。公式戦のチーム打率は2割台。しかし、42盗塁と機動力を生かした攻め方で点を重ねる戦いをしてきた。壱岐高の戦い方は、守りでは打たせて取るスタイル。これに、公式戦以降、練習を積み重ねてきた打撃力が加われば、攻守走でバランスの取れた戦いを見せてくれそうだ。
対して東洋大姫路。これまでに春は8回、夏は12回の甲子園出場を数える常連校。昨秋は兵庫県大会で優勝し、近畿大会では決勝戦で智弁和歌山を5対1で下し優勝。明治神宮大会では、神奈川県の横浜高と準決勝戦で延長11回タイブレークの熱戦を繰り広げた。
注目すべきは、最速147㌔右腕の阪下漣投手。速球を武器に、スライダーやカットボールなど多彩な変化球を持つ。攻撃力も高く、キーマンとなる渡邊拓雲主将と昨秋の公式戦ではチームトップの打率、3割6分4厘を残した2年の渡邊裕太選手。他にも打撃力ある選手がそろうことから、浦上投手の制球力で打たせて取る壱岐高の戦い方が見られれば、打撃陣を封じることも可能だ。ただ、優勝候補の一頭であり、強敵とぶつかったことには違いない。
本市では、「1回戦から強敵との対戦になった」「壱岐高は挑戦者。近畿1位のチームと対戦できるのは光栄。ましてや試合日の20日は休日で、午後2時はテレビ中継も見やすい時間。全国の甲子園ファンが注目して観戦する。これ以上の舞台はない。浦上主将のくじ運はすごい」などの声が上がった。
1週間後、壱岐高選手が甲子園に立つ大舞台をこの目で見ることができる。高校野球関連のSNSでも、壱岐高への注目度はとりわけ高い。壱岐島の注目度は爆上がりだ。相手は強豪校だが、みな同じ高校生。何も臆することはない。