2025.4.28この4年間の評価、次期市議選
ゴールデンウィークが過ぎれば、そろそろ次期市議会選挙の話題となりそうだ。7月28日に任期満了を迎える参議院議員選挙があり、その動きから市議選も7月末あたりに予定される。
定数削減になるかと注目していた市議会議員定数もこれまで通り16人のまま。現職議員の勇退もうわさされるものの、ほぼ現職の9割は出馬の意向を示すであろう。非公表ながら数人の新人が名乗りをあげることも予想される。人口減にあえぐ本市にありながら、無投票にはなりそうもないことに多少の安堵感を覚える。
4年前の市議選では、定数16人に対し現職14人、新人7人、計21人が立候補した。この時の有権者数は男1万181人、女1万1351人の合計2万1532人で、投票率は男75・22㌫、女75・59㌫、計75・41㌫。前回比1・81㌫減と、2017年の市議選を下回った。
当時の選挙の印象には、市長選を経て出馬した森俊介さんが市議選過去最多の得票数1737票獲得を思い出す。森さんの票の影響を受け、他当選者は軒並み700から600票台に集中した。最下票は439票、2017年では679票だった。今振り返っても、前回市議選の票があまりにも一人の立候補者に集中し過ぎていた感もあるが、次期市議選は、現時点の状況から見ても票の集中は起きないものと思われる。
ただ、それも現時点の話。再び票を獲得しそうな候補者が現れれば、状況は一変する。さらに昨年4月の市長選には4人が出馬している。うち数人には市議選には出馬しない意向も確認してはいるが、選挙は水物、何が起きるか誰にもわからない。現在、市や市議会に対し、市民の目は非常に厳しい。大きな変化を求める声も聞く。
前回の市議選を前に2021年7月9日号で、市民の考えを記事にした。当時の記事の見出しには「市民のあきらめ感を払拭せよ」とし、「次期市議選、市の将来を見極める目で一票を選ぶことが必要」と記した。「今の市政は、市長や職員ばかりがだめじゃなかと。議員がしっかりせんけん、つまらんと」と市民の声を記した。
4年後の今、何かが変わっただろうか。議員の仕事ぶりに市民の納得度はどれほどだろうか。大型連休後、夏に向けた次期市議選が見え始める。