平成24年8月3日発行分の記事(抜粋)

暴力団情報照会可能に  排除条例の施行に伴い

6月20日に壱岐市暴力団排除条例を施行したことに伴い、市と壱岐署は7月26日、市が様々な契約を行う際、暴力団員らの情報を同署に照会することができる「暴力団等の排除措置に関する協定書」を締結した。
 市は7月1日、同条例に基づき公共工事や物品購入、広告事業、公の施設の指定管理者の指定など、あらゆる契約から暴力団を排除する「契約等における暴力団等の排除措置に関する要綱」を策定し施行。今協定は、同要綱を実施するにあたり、市と同署が綿密に連携するために締結した。
 同協定書では契約の際に暴力団員や暴力団関係者の関与が疑われる場合、市は必要な情報を同署に照会することができ、同署は市が照会しない場合でも暴力団員などの情報を市に通知できる。
 市役所であった締結式で白川博一市長は「壱岐は福岡に近く、暴力団の侵入を未然に防ぐことが重要。暴力団がいない安全安心の実現のため努力する」、永峯一宏署長は「組織をあげて強力に支援する」と述べた。

初山小が全国大会へ 県大会優勝

 県交通安全協会など主催の第37回「交通安全子ども自転車県大会」が26日、長崎市、県立総合体育館で開かれ、団体の部で初山小学校チームが優勝、個人の部でも同チーム5年生・村部菜月さんが優勝した。
 同自転車大会は、子どもたちが自転車の交通安全に関する知識や安全走行の技術を競い合うことで、その能力を高めてもらおうと毎年行なわれ、今大会には県内22小学校から88人(1チーム4人)出場して、学科や安全走行、技能走行などのテストにチャレンジ、チーム一丸となって大会に臨んだ初山小チームが、5月から重ねてきた練習の成果を発揮して、念願の優勝を団体と個人の両部門で勝ち取った。団体の優勝は18年ぶり4回目。
 同チームのメンバーは▽6年生=山内崇弘(主将)、山口達暉、川上葵、田中望羽▽5年生=長岡みのり、村部菜月の6人で、8月1日、東京都、東京ビッグサイトで開かれる全国大会が行われ、全国の予選を勝ち抜いたチームと対戦する。初山小チームの健闘が期待される。
 同チームの主将・山内君は「今まで練習でしてきたことを全部出しきって、みんなで協力して優勝を目指します」などと全国大会への抱負を元気に話した。

2000人を超える市民が歓迎。 放送は21日午後7:00からの予定

 TBSテレビの人気番組「もてもてナインティナイン・お見合い大作戦!」の壱岐の島編が28日と29日の両日、島外から女性約30人、島内に住む男性もほぼ同数が参加、多数のカップルができたという。
 この番組への応募は、男性の約50人に対して、女性は80人以上もあったものの、最終的に来島した女性は先の通りで、その女性たちを歓迎し、ムードを盛り上げるための歓迎イベントが初日の28日、芦辺港フェリーターミナル近くの広場で催された。
 全国から集まり「この島に嫁ぎたい」という気持ちで来島する女性参加者の気持ちを盛り上げ、市民の優しさやもてなしの心を、番組を通してアピールできれば―と、壱岐高校・吹奏楽部、壱岐商業高校・壱州荒海太鼓部、郷ノ浦祇園山笠の唄子、新壱州おけさ踊りのメンバーらもおよそ1時間前から練習やリハーサルを重ねながら一行を待った。
 フェリーが到着して女性たちが下船、ターミナルから出てくるころを見計らうように演奏などが始まり、女性たちが大型の観光バスが待つ地点まで、歓迎のコースを1列になって歩き、最後に芦辺保育所の子どもたちが歓迎の踊りを披露すると、感激で思わず涙ぐむ参加者の姿も見られた。
 2000人を超える市民らが参加して行われた歓迎イベント、「お見合い大作戦」は今月21日午後7時から放送の予定となっている。