2019.3.21議決を経ず指定管理契約に

壱岐イルカパーク指定管理者指名に2人の議員が疑問を提示

 

 4月からリニューアルオープン予定の壱岐イルカパークの運営について、市議会3月会議の議案審議の中で疑問が生じた。議案にはイルカパークの指定管理者に、イキパークマネジメント株式会社(高田佳岳代表取締役)が指名を受けたとある。しかし必要な市議会での議決を経ておらず、議員から「説明不足だ」と反発の声が上がった。

 

 音嶋正吾議員は「自治体が第三セクター設立に出資することについては、議会での議決がいるのではないか」と質した。イキパークマネジメント(株)は議会採択を経ずに指定管理者となり、イルカパーク施設内となる勝本町東触2668番地3で会社設立登記をしている。

 質問に対し企画振興部長は「昨年9月の市議会での全員協議会(以下、全協)で説明をしている。その説明を経た上で、補正予算の議決を得たものと考えている」と答えた。担当課の説明によれば、補正予算に計上していれば承認を経ていると判断したようだ。

 音嶋議員は「当方で独自に調べてみたところ、同社は100万円の資本金で設立され、市からは25万円の出資が行われていた。このような事実は全協でも説明されていない」と疑問を呈した。一方、企画振興部長は「予算計上で議決を経たと判断した」と全協で説明済みとの考えを繰り返した。

 また久保田恒憲議員も質問を付け加えた。久保田議員は「最近の本市において、指定管理者指名でスムーズにいかない問題が起きている。この状況から市民の関心も高い。イルカパークについても疑問が生じた場合に、市民への説明が我々議員からもできるようにすべき」として説明を求めた。

 久保田議員は「公募をせずに指定管理者に指名した理由は何か」と質した。企画振興部長は「非公募は、地方創生交付金により工事を進めていた流れ」とし、指定管理者審査委員会で基準点に達していたことを理由とした。久保田議員は、同社の高田代表についてもふれ「経歴より実績で監理者委託するのが通例だが」と疑問を深めた。

 音嶋議員は「決まりとして、公の施設を指定管理者の事務所にはできないのだが。同社はイルカパーク内に登記しているのはなぜか」とし、13日の産業建設常任委員会で追求することを示した。