2020.7.08補正予算、15議案全て可決。市議会定例会6月会議

 市議会定例会6月会議は11日から24日まで14日間の会期を終え、上程された15議案全てを可決し閉会した。

 議案付託を受けた総務文教厚生常任委員会(鵜瀬和博委員長)では、市税条例の一部改正などの11議案と陳情1件を審査し、議案はすべて可決、陳情は不採択とした。

 2018(平成30)年に勝本町湯本地区公民館敷地裏の積み石倒壊により、男児が下敷きになった事故での「損害賠償の額の決定」の議案について、委員会意見として「二度と今回のような重大な事故、けがが発生しないように、日頃から学校や公園の遊具をはじめ、公共施設における設備等の再点検の徹底と廃止も含め、適切な維持管理に努めること」と注意と管理を促した。

 「市地域防災計画の修正」の議案については、「自然災害などによる避難所の開設は、検温等の健康チェック、消毒、パーテーション設置など3密を防ぐ新型コロナウイルス感染拡大防止に努めるとともに、非接触検温計、消毒、マスクなど環境整備にかかる備蓄を十分に行うこと。避難所開設後の管理運営は行政関係機関だけでなく、地元の自主防災組織、まちづくり協議会と連携協力のため出前講座や防災訓練を計画的に実施すること」と意見した。

 公共喫煙場所の増設や整備に、地方たばこ税の一部活用などの陳情では、「公共施設では喫煙場所の確保や分煙に努めている。そのような中で、公共喫煙場所の増設や整備は、新型コロナウイルス感染拡大防止や望まない受動喫煙防止のさらなる推進のため、不採択とした」と理由を示した。

 産業建設常任委員会(土谷勇二委員長)では、辺地の公共的施設の総合整備計画変更の策定など3議案を審査し可決した。

 その中で、郷ノ浦町牛方触の井道2号線など廃止される市道路線についての議案には、「隣接地の所有者と地域住民との協議に基づいて払い下げをすること」と意見を付け加えた。

 予算特別委員会(牧永護委員長)は、令和2年度市一般会計補正予算にあがった補正額4億1500万円を可決し、総額270億8300万円とした。