2019.12.19【速報】白川市長、次期市長選へ出馬の考え

 市議会定例会12月会議最終日の19日、白川博一市長(69・無所属)は4月17日に任期満了となる市長選へ、実質的な出馬の考えがあると受けとれる発言をした。次期市長選の告示日は4月5日、投開票日は同月12日。白川市長は任期満了まで3期12年にわたり職を務め、出馬となれば4期目に向けての表明になる。現在、ほかに出馬表明した候補者はいない。

白川市長は報道陣に対して「新しい施策や連携協定の実を上げるため、道すじをつけることは責務」と答え、出馬の考えに至る理由を述べた。

 

 市議会12月会議での白川市長の発言(一部抜粋)は次の通り。

「市議会9月会議で、市山繁議員からの一般質問において、次期市長選への意向を問われたが、今しばらくの猶予をと返答した。3期12年間、市政を担当させていただいているが、この間、全家庭、全事業所への光ファイバーの整備、市民病院の県病院企業団への加入、有人国境離島法による航路航空路のJR並みの運賃低廉化と雇用の拡大など、一定の成果を見ることができたと思っている。また、昨年はSDGs未来都市モデル自治体の選定を受けた事により全国的に注目を浴び、企業等から連携協定の申し出が相次いでいることからも、あらゆるチャンスを生かしながら2030年の壱岐市のあるべき姿に向けた、大きなチャレンジをすることとなっている。

 また、気候非常事態宣言に関し、6月15、16日にニューヨークで開催される国連グローバルコンパクト20周年記念リーダーサミットの参加について、国連本部から招待を受けている。さらに小学校区単位のまちづくり協議会設立もこれからになる。

 このような状況にあって、自らの体力、気力の検証と、後援会の意見を伺いながら、これからの新しい施策や連携協定の実を上げるため、道すじをつけることは私の大きな責務ではないかと思うに至った」